
ここ数年、ターミナル上で動作するTUI(Terminal User Interface)アプリが目覚ましい進化を遂げています。lazydocker、yazi、lazygitなど、洗練されたインターフェースを持つツールが次々と登場しています。
特に2023年は「TUIのカンブリア紀」とも呼べる爆発的な進化の年でした。Ratatuiの正式化を契機に、多様なTUIアプリケーションが一気に開花したのです。
本記事では、この背景にあるTUIライブラリの進化と、2023-2024年に起きた重要な転換点について解説します。

AI音声合成技術の進化により、誰でも簡単に自然な音声を生成できる時代になりました。しかし、その一方で「この音声は本当に本人が話したものなのか?」「AIが生成した音声ではないのか?」という疑問が常につきまといます。
この問題に対して、Resemble AI
が開発したオープンソースTTS(Text-to-Speech)エンジン「Chatterbox
」は、ユニークな解決策を提示しています。それがPerth Watermarkerという、人間には知覚できないニューラルウォーターマーク技術です。
本記事では、まだ日本ではほとんど知られていないChatterboxの全貌と、その核心技術であるPerth Watermarkerの仕組みを深掘りしていきます。

認証サービスをクラウドに依存せず、自社インフラで完全にコントロールしたいというニーズが高まっています。Authgear Server
は、Auth0
やFirebase Auth
の代替として使えるオープンソースの認証基盤です。本記事では、Docker Composeを使ったローカル環境でのセットアップから、Kubernetes上での本番デプロイまで、実践的に解説します。

「Kubernetesクラスタの構成図を作って」と言うだけでdraw.ioの図が自動生成される。そんな時代が現実になりつつあります。
GitHub Trendingで1週間に4,500以上のスターを集めたnext-ai-draw-io
は、自然言語からdraw.io形式のアーキテクチャ図を生成するオープンソースツールです。本記事では、その仕組みと使い方、そしてMermaidとの使い分けについて解説します。

LLM(大規模言語モデル)を使った開発で、プロンプトのトークン数が気になったことはありませんか?JSONでデータを渡すと、どうしても冗長になりがちです。そんな課題を解決するために登場したのが「TOON(Token-Oriented Object Notation)
」という新しいデータフォーマットです。
TOONは、LLM入力用に最適化されたコンパクトで人間が読みやすいJSONの代替フォーマットで、同じデータをJSONより約40%少ないトークン数で表現できます。この記事では、TOONの基本的な概要と、なぜLLM開発者にとって有用なのかを解説します。

Docker Swarm
の開発停滞により、シンプルなマルチホストオーケストレーションを求める開発者たちは新たな選択肢を探しています。「Kubernetesは大げさすぎるけど、Docker Composeだけでは物足りない」――そんなSwarm難民の声に応えるツールが登場しました。
uncloud
は、複数のDockerホスト間でコンテナ化アプリケーションをデプロイ・管理する軽量ツールです。Kubernetesのような中央制御プレーン(control plane)を持たず、各マシンがピアツーピア(P2P)でクラスター状態を同期する分散型アーキテクチャを採用しています。
この記事では、uncloudのアーキテクチャの特徴、実際の使用方法、そしてSwarmやKubernetesなど他のツールとの違いについて解説します。

Apple
がmacOS Tahoe 26.2でRDMA over Thunderboltを有効化しました。これにより、複数のMacをThunderboltケーブルで接続し、高速なAIクラスタを構築できるようになります。以前当ブログで紹介したexo
やParallax
のような分散AIフレームワークと組み合わせることで、自宅でも本格的なローカルAI推論環境が実現可能になりました。

Andrej Karpathy
氏が週末に"vibe code"(勢いでコーディング)したプロジェクト「LLM Council
」が面白かったので紹介します。
これは、複数の大規模言語モデル(LLM)に同じ質問を投げ、お互いの回答を匿名で評価させ、最終的に議長役のLLMが統合回答を生成するという、合議制の意思決定システムです。
単一のLLMに頼るのは、バイアスや幻覚(ハルシネーション)のリスクがあります。複数モデルの「多様な視点」を組み合わせることで、より信頼性の高い回答を得られる――そんな実験的アプローチを、シンプルなコードで実装した点が興味深いプロジェクトです。

TypeScript 7.0
が2026年初頭にリリース予定で、最大の変化はビルドが最大10倍速くなることです。実装言語がJavaScriptからGo言語
に変わり、大規模プロジェクトでの開発体験が劇的に改善されます。
ReactやNext.jsで数百〜数千ファイルのプロジェクトを開発している方には朗報です。本記事では、実際のビルド時間の変化、移行時の注意点、今から準備すべきことをまとめます。

2025年12月のFusakaアップグレード
に続き、Ethereum
は2026年前半に次期メジャーアップグレード「Glamsterdam」を予定しています。本記事では、Glamsterdamアップグレードの主要機能と、それがEthereumエコシステムにもたらす影響について解説します。