Fragments of verbose memory

冗長な記憶の断片 - Web技術のメモをほぼ毎日更新(準備中)

Dec 8, 2021 - コメント - お知らせ

16ヶ月間の放浪生活を終えて、タイ・バンコクで再起動中

真栄田岬

なんとなく事態が緊迫している空気を感じ、コロナ禍のベトナム・ダナンから急遽思い立って帰国したのが2020年の7月でした。この日の翌日からベトナムと日本の定期便が停止となりましたのでギリギリ日本に滑り込んだというタイミングでした。この当時、完全にベトナムに移住していたため日本住むところがなく、またすぐにベトナムに帰るつもりだったので日本で居所を借りずにマンスリーマンションや民泊(AirBnBなど)を利用して日本各地を泊まり歩いていました。この放浪生活が最終的には16ヶ月続きました。

放浪生活では北海道から沖縄県まで様々なところに行き、数週間単位で泊まり次のところに移動する生活でした。土地それぞれの違いを楽しむなどもあり非常に得がたい経験をしましたが、一つ大きな問題がありました。仕事の効率が著しく落ちる事です。私の仕事ソフトウェア開発は13インチのMacBookPro一つでやってやれないことはないのですが、体に合わない机や椅子・小さい画面では、どうしても効率があがらず、長時間の作業すると体のあちこちが痛くなります。放浪生活の途中、長逗留した沖縄でキャンプ用の机とキーボード・トラックボール・ディスプレイを用意してかろうじて仕事環境を整えた時期もありましたが、沖縄県内のコロナ状況の悪化により内地に戻ることになり大物(机・ディスプレイ)は処分せざるを得なくなり、再び効率の悪い状態に戻りました。

2021年7月になってもベトナムへの厳しい入国環境は一向に良くなりません。おかげさまで2回のワクチンを順調に接種できたので、ダナンに直接戻るのを待たずに別の国を目指すことにしました。実はこの時点でいくつかの候補がありました。ただあまり知らないところに行くとまた開発環境のセットアップにすら手間取ることが予想できたので、多少なりとも知見のあるタイ・バンコクへの移住を目指しました。

その後、タイの入国の手続き等を進め10月にタイに入国、プーケットでの隔離期間を経てバンコクへ。バンコクで生活基盤を整えつつ12月になってようやく最低限の開発環境を揃えるこことができました。ダナンを出てから16ヶ月・・・長かった。

ということで、現在バンコクで再起動中です。仕事のスタイルを少しずつ戻しながら新しいことにも取り組んでいこうと考えています。この変な名前の備忘録冗長な記憶の断片 も更新を再開していきます。よろしくお願いします。

Postscript 冒頭の写真は沖縄県本島の読谷村真栄田岬。ここには1ヶ月以上長逗留しました。非常に景色が美しく老後はこんなところでのんびり暮らすのも良いかなと思ったりしました。