
技術ブログやドキュメントを読むのは好きだけど、動画で見たいときもある。そんなときに「URLを入れるだけで解説動画ができたらいいのに」と思って作りました。
なんでも解説動画ジェネレーター は、URLを入力するとずんだもんや四国めたんといったキャラクターが内容を解説する動画を自動生成するWebアプリです。
この記事では、使い方と技術的な裏側を紹介します。
動作の様子
WebUIの操作から動画生成までの流れを見てみましょう。
URLを入力して待つだけで、以下のような動画が生成されます:
- 音声: VOICEVOX によるキャラクターボイス
- スライド: 記事の内容を要約したビジュアル
- 対話形式: 複数のキャラクターが掛け合いながら解説
技術ブログの記事、公式ドキュメント、ニュース記事など、テキストベースのコンテンツであれば基本的に対応しています。
使い方: 3ステップで完了
使い方は非常にシンプルです。
1. URLを入力
解説動画にしたいページのURLを入力欄に貼り付けます。
2. 生成を待つ
バックグラウンドで以下の処理が自動的に実行されます:
- コンテンツの取得と解析
- LLM (大規模言語モデル)による台本生成
- 音声合成(VOICEVOX)
- スライド画像の生成
- 動画のレンダリング
進捗状況はリアルタイムで表示されるので、どこまで進んでいるかが一目でわかります。
3. ダウンロード
生成が完了すると、MP4形式の動画をダウンロードできます。
注意: 生成された動画は24時間後に自動削除されます。必要な場合は早めにダウンロードしてください。
生成される動画の特徴
マルチスピーカー対話
単調な一人語りではなく、複数のキャラクターが掛け合いながら解説します。
- ずんだもん: 元気で明るい東北の妖精
- 四国めたん: 落ち着いた口調の四国出身キャラ
- 春日部つむぎ: その他のキャラクターも対応
キャラクターはランダムに選出されるため、同じURLでも生成するたびに異なる組み合わせになります。
AI生成スライド
記事の内容を要約したスライドが自動生成されます。
- 重要なポイントを視覚化
- 技術用語の説明
- コード例やコマンドの表示
スライド間のトランジション(フェード、スライド、ワイプなど)も自動的に適用されます。
キャラクターアニメーション
静止画ベースですが、以下のアニメーションが適用されます:
- 口パク: 音声に合わせて口が動く
- まばたき: 定期的にまばたきする
- 揺れ: 自然な動きを演出(スウェイ/バウンス)
対応コンテンツ
以下のようなコンテンツに対応しています:
- 技術ブログ: Zenn、Qiita、個人ブログなど
- 公式ドキュメント: GitHub README、技術仕様書
- ニュース記事: テキストベースの記事
JavaScript描画されたページにも対応しています(MCP サーバー経由でFirecrawl を使用)。
技術的な裏側(軽く)
興味のある方向けに、技術スタックを簡単に紹介します。
アーキテクチャ
3つのコンポーネントで構成されています:
- API(FastAPI ): WebUIとジョブ管理
- PocketBase : ジョブデータの保存とリアルタイム更新
- Worker: バックグラウンドでの動画生成処理
使用技術
- 音声合成: VOICEVOX
- LLM: OpenRouter 経由で複数のモデルに対応
- 動画レンダリング: Remotion (React製の動画生成エンジン)
- Webスクレイピング: httpx + BeautifulSoup、必要に応じてMCP経由でFirecrawl
なぜCLI版の機能を削ったのか
GitHub で公開しているCLI版には、以下のような豊富なオプションがあります:
--scenes: 特定のシーンのみ生成--persona-pool-count: キャラクター数の指定--persona-pool-seed: 再現性のある選出--allow-placeholder: VOICEVOX不要のテストモード
しかし、WebUI版ではこれらをすべて削ぎ落としました。
理由:
- 一般ユーザー向け: 技術者以外でも使える「URLを入れるだけ」の体験
- 運用コスト: 無料公開サービスとして、リソース消費を抑える
- シンプルさ: 選択肢が多すぎると迷う
「機能を減らす」判断は、一般公開サービスでは重要です。
制限事項
無料公開サービスとして、以下の制限があります:
- 生成数制限: IP単位でのレート制限あり
- 24時間後削除: 生成された動画は自動削除
- キュー管理: 同時生成数に上限あり
これらは運用コストとのバランスを考えた設計です。
試し方
Docker Compose で簡単に起動できます:
| |
ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスすれば、すぐに使えます。
まとめ
なんでも解説動画ジェネレーターは、URLを入力するだけでキャラクターが解説する動画を自動生成するWebアプリです。GitHubでMITライセンスのオープンソースとして公開しています。
- シンプル: URLを入れるだけ
- 対話形式: 複数キャラクターの掛け合い
- 自動生成: 台本、音声、スライド、動画すべて自動
技術ブログを動画化したいとき、ドキュメントを音声で聞きたいとき、ぜひ試してみてください。
ご要望やフィードバックがあれば、GitHub のIssue / PR歓迎です。