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Jan 31, 2026 - 日記

なんでも解説動画ジェネレーターを公開: URLを入れるだけでずんだもん達が解説

なんでも解説動画ジェネレーターを公開 cover image

技術ブログやドキュメントを読むのは好きだけど、動画で見たいときもある。そんなときに「URLを入れるだけで解説動画ができたらいいのに」と思って作りました。

なんでも解説動画ジェネレーター は、URLを入力するとずんだもんや四国めたんといったキャラクターが内容を解説する動画を自動生成するWebアプリです。

この記事では、使い方と技術的な裏側を紹介します。

動作の様子

WebUIの操作から動画生成までの流れを見てみましょう。

URLを入力して待つだけで、以下のような動画が生成されます:

  • 音声: VOICEVOX によるキャラクターボイス
  • スライド: 記事の内容を要約したビジュアル
  • 対話形式: 複数のキャラクターが掛け合いながら解説

技術ブログの記事、公式ドキュメント、ニュース記事など、テキストベースのコンテンツであれば基本的に対応しています。

使い方: 3ステップで完了

使い方は非常にシンプルです。

1. URLを入力

解説動画にしたいページのURLを入力欄に貼り付けます。

2. 生成を待つ

バックグラウンドで以下の処理が自動的に実行されます:

  1. コンテンツの取得と解析
  2. LLM (大規模言語モデル)による台本生成
  3. 音声合成(VOICEVOX)
  4. スライド画像の生成
  5. 動画のレンダリング

進捗状況はリアルタイムで表示されるので、どこまで進んでいるかが一目でわかります。

3. ダウンロード

生成が完了すると、MP4形式の動画をダウンロードできます。

注意: 生成された動画は24時間後に自動削除されます。必要な場合は早めにダウンロードしてください。

生成される動画の特徴

マルチスピーカー対話

単調な一人語りではなく、複数のキャラクターが掛け合いながら解説します。

  • ずんだもん: 元気で明るい東北の妖精
  • 四国めたん: 落ち着いた口調の四国出身キャラ
  • 春日部つむぎ: その他のキャラクターも対応

キャラクターはランダムに選出されるため、同じURLでも生成するたびに異なる組み合わせになります。

AI生成スライド

記事の内容を要約したスライドが自動生成されます。

  • 重要なポイントを視覚化
  • 技術用語の説明
  • コード例やコマンドの表示

スライド間のトランジション(フェード、スライド、ワイプなど)も自動的に適用されます。

キャラクターアニメーション

静止画ベースですが、以下のアニメーションが適用されます:

  • 口パク: 音声に合わせて口が動く
  • まばたき: 定期的にまばたきする
  • 揺れ: 自然な動きを演出(スウェイ/バウンス)

対応コンテンツ

以下のようなコンテンツに対応しています:

  • 技術ブログ: Zenn、Qiita、個人ブログなど
  • 公式ドキュメント: GitHub README、技術仕様書
  • ニュース記事: テキストベースの記事

JavaScript描画されたページにも対応しています(MCP サーバー経由でFirecrawl を使用)。

技術的な裏側(軽く)

興味のある方向けに、技術スタックを簡単に紹介します。

アーキテクチャ

3つのコンポーネントで構成されています:

  1. APIFastAPI ): WebUIとジョブ管理
  2. PocketBase : ジョブデータの保存とリアルタイム更新
  3. Worker: バックグラウンドでの動画生成処理

使用技術

  • 音声合成: VOICEVOX
  • LLM: OpenRouter 経由で複数のモデルに対応
  • 動画レンダリング: Remotion (React製の動画生成エンジン)
  • Webスクレイピング: httpx + BeautifulSoup、必要に応じてMCP経由でFirecrawl

なぜCLI版の機能を削ったのか

GitHub で公開しているCLI版には、以下のような豊富なオプションがあります:

  • --scenes: 特定のシーンのみ生成
  • --persona-pool-count: キャラクター数の指定
  • --persona-pool-seed: 再現性のある選出
  • --allow-placeholder: VOICEVOX不要のテストモード

しかし、WebUI版ではこれらをすべて削ぎ落としました。

理由:

  1. 一般ユーザー向け: 技術者以外でも使える「URLを入れるだけ」の体験
  2. 運用コスト: 無料公開サービスとして、リソース消費を抑える
  3. シンプルさ: 選択肢が多すぎると迷う

「機能を減らす」判断は、一般公開サービスでは重要です。

制限事項

無料公開サービスとして、以下の制限があります:

  • 生成数制限: IP単位でのレート制限あり
  • 24時間後削除: 生成された動画は自動削除
  • キュー管理: 同時生成数に上限あり

これらは運用コストとのバランスを考えた設計です。

試し方

Docker Compose で簡単に起動できます:

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# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/tumf/movie-generator.git
cd movie-generator

# 環境変数を設定
cd web
cp .env.example .env
# .envファイルを編集(OPENROUTER_API_KEY等を設定)

# Docker Composeで起動
docker compose -f ./web/docker-compose.yml up -d --build

ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスすれば、すぐに使えます。

まとめ

なんでも解説動画ジェネレーターは、URLを入力するだけでキャラクターが解説する動画を自動生成するWebアプリです。GitHubでMITライセンスのオープンソースとして公開しています。

  • シンプル: URLを入れるだけ
  • 対話形式: 複数キャラクターの掛け合い
  • 自動生成: 台本、音声、スライド、動画すべて自動

技術ブログを動画化したいとき、ドキュメントを音声で聞きたいとき、ぜひ試してみてください。

ご要望やフィードバックがあれば、GitHub のIssue / PR歓迎です。

参考リンク