そういえば今月テスラがビットコインを大量に購入した と大きく報道されました。上場企業によるビットコイン保有は賛否両論あるとは思いますが、企業がリスク分散の目的でビットコインを一定量持つというのはありだと思います。もしテスラの資産管理がうまくいけば、今後のトレンドになるかもしれませんね。例えばこのサイト にはビットコインを保有している企業がリストされています。このリストにあるような企業は当然ビットコインの相場の上下によって対米ドル資産価値が変わりますから株価も連動して上下します。このような企業の株を機を見て素早く取引できればもしかしたらひともうけできるかも?!と思いませんか?そんな夢見がちなあなたの無謀挑戦をブロックチェーン上のDeFi(分散金融)がかなえます。
Mirror というプロジェクトがmTSLA・mGOOGLなど極一部の米国株(とETF)連動のトークン(mAsset)を発行しています。元々MirrorはTerraという独自のEVMチェーンで実装されており、このチェーンをサポートしているCEXが少ないこともあり面倒だったのですが、最近ShuttleBridge というしくみによりTerraからETH/BSC(BinanceSamrtChain)へのブリッジができるようになりました。
さらに、今年の1月からPancakeSwap へリストされ本当に簡単にTESLA株が購入可能になりました・・・とはいえ、実際はTESLA株価連動トークンが買えるだけなんですけどね。もちろんDeFiの仕組みなので24時間365日取引可能ですので取引時間外に材料が出たときに素早く取引できるのはありがたい人もいるかもしれません。
MirrorにはTerraチェイン上のみですがMint(発行)の仕組みもあり、担保を預けてmAssetを発行する仕組みがあります。これによりショートポジションを持つことも原理的には可能です。これはあの話題の株 をショートするために使うのでしょうか
Mirrorではすべての株を取引できるわけではありません、取引可能なmAssetを増やすにはMIRというガバナンストークンを投票権とする投票で認められる必要があります。本業そっちのけでビットコイン大量購入のMSTR がないなとおもったら投票により否決 されていました。GMEがあったのでネタには寛容かと思ったのですがそうではなかったようです。
2020年はDeFiが大きく進化した年でした。そしてBinanceSmartChainの登場とチェーン間ブリッジにより2021年はDeFiの利用が大きく進みそうです。なんか凄い世界になってきましたね。